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2016年08月の記事一覧

アダラートを服用しながらの授乳

アダラートは高血圧の人が血圧を下げるために服用する降圧剤です。カルシウム拮抗薬と言い、カルシウムが血管壁の細胞に取り込まれることを防ぎます。カルシウムは血管壁の細胞に取り込まれると血管を収縮させて流れる血液の量を減少させてしまうため、カルシウム拮抗薬で血管を拡張して血流を良くし、血圧を下げるための薬です。安全性が高く副作用が起こりにくいことと、1日1回の服用で良いため降圧剤としてよく処方されているものですが、アダラートは授乳中に服用しても大丈夫なのでしょうか。
多くの医師は、授乳をしながらアダラートを服用しても問題ないという見解を示しています。薬の成分が母乳の中に出てしまうのではないかという不安もありますが、実際に母乳へ薬の成分が少量ですが移行していることが認められています。しかし、母乳へ移行している量は少量のため赤ちゃんへの影響はないと言われていますが、母親が長期間アダラートを服用しながら授乳していたケースのデータが十分にはありません。めまいや頭痛など、高血圧の症状が出て日常生活や赤ちゃんの世話ができなくなってしまうケースでは、降圧剤の使用は必要になってきます。体質などによってはアダラートを服用しながら授乳しても、絶対に赤ちゃんが安全だというデータもないため、実際の場面では赤ちゃんへの万が一の影響を考え、授乳中はアダラートの服用を中止して他の降圧剤を服用するか、アダラートを服用するのなら市販の粉ミルクなどを使うように指導をする医師が多くなっています。
多くのデータがないため、絶対に大丈夫だとは言いきれないため、不安がある場合には市販の粉ミルクなどを利用する方法を取る方が良いでしょう。

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アダラートが切迫流産に効くメカニズム

アダラートは高血圧や狭心症の治療に用いられる薬です。これらの病気に効く薬にはいろいろなタイプのものがありますが、アダラートはカルシウム拮抗薬というタイプに分類される薬です。
それがなぜ切迫流産に用いられ、効くのでしょうか。何かの迷信かまやかしでしょうか。いいえ、そんなことはありません。きちんと説明できる理由によるものです。ただし、予め言っておきますが、正規の使い方ではありません。効能効果として厚生労働省に承認されているのはあくまでも高血圧や狭心症だけです。ですので、たとえ手元にアダラートがあって、自分に切迫流産の症状らしきものが起こったとしても、自身の勝手な判断で服用することは止めてください。自分だけならまだしも、おなかの中の赤ちゃんにもマイナスの影響が出る可能性が十分にあります。先に医師に相談するようにしてください。
さて、注意を与えたところで、効く理由の説明をしましょう。高血圧は、一つの理由として血管の周りの筋肉が収縮することで起こります。なぜ収縮するかというと、筋肉細胞の中にカルシウムが流れ込むためというのが分かっています。アダラートはここに作用し、カルシウムの流入を阻害するのです。その結果、血管は広がり、血圧が下がるという仕組みです。狭心症に対してもほぼ同じ仕組みで、心臓を取り巻く冠動脈の血管を広げることで、心臓を動かすための血液が十分行きわたるようになり、狭心症の症状が改善されるということになります。
この仕組みを、切迫流産にも用いることができるのです。切迫流産というのは、何らかの理由により子宮筋が収縮することで起こります。この子宮筋の収縮も、血管の周りの筋肉の収縮と同じく、細胞内にカルシウムが流れ込むことにより起こるります。ですから、アダラートにより筋肉を弛緩させることで、効果を発揮するというわけです。

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